「うつ病の社員」を辞めさせるのは合法なのか?

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うつ病になり、なんか普通の人じゃなくなってしまった気がしました。

 

頑張って乗り切れていたことが乗り切れなくなり、仕事ができなくなり。
仕事だけでなく、最後は何もできなくなり、結局、休職。

 

とっても不安でした。

 

「もう会社を辞めなければ行けないんじゃないのか?」
「もう仕事はできないんじゃないのか?」
「もう生きているかちなんてないんじゃないのか?」
「妻も子供もいるのにどうしたらいいんだ?」

 

ありがちですが、こんな感じでした。

 






 

そして、給食するわけですが、今になって疑問があります。

 

「うつ病の社員」を辞めさせるのは
合法なのか?

 

はて?確かにそう言われてみればどうなんでしょう?

 


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事前に調べておいたほうがいい
あ。ヤバイな・・・
って思った瞬間、ちゃんと会社の規定を調べておいた方がいいです。

 

 

基本的に、うつ病などの場合、会社は後手に回りがちです。

 

 

また、1ヶ月、2ヶ月・・・と長期で休みになってしまった場合に
本人が
「まだ調子が悪い」
と言った場合、無理に出社させるわけにもいかない。

 

 

当たり前の話ではあるのですが、僕も休職中に、ずっと「まだ調子が悪い・・・」的な事を言い続けていた感じがします。

 

 

実際に調子が悪いので仕方ないんです。
ただ、気にしてはいけないんですが、会社側では大いに悩んでいたと思います。

 

 

うつ病になってしまった人は、とにかく気にしないで休むことが大事です。

 

 

ただ、周りの人や、会社でのキーマンがうつ病になり得る事も考えられます。
すると、会社としては、万が一に備えた事も考えておく必要があるんじゃないでしょうか?

 

逆に、そこが、しっかりしていれば、体調が悪くなったとしても早めに、安心して休める気がします。

 

 



 

とりあえずの様子見が一番意味がないんじゃないか?
「とりあえず、今は休んで、様子を見よう」
うつ病になって会社に行けない状況になると、ひとまずは、このような事を会社に言われるんじゃないでしょうか?

 

僕も、言われましたもん。

 

 

でも、これって、とても不安なんですよね。

 

 

僕の時は

 

「いつまで休むんだろう?」
「この状況はいつまで続くんだろう?」
「もうこのまま仕事に復帰はできないんじゃないか?」

 

こんな考えに陥ります。

 

今思えば、これって、会社にとっても本人にとってもマイナスな感じがします。

 

 

昨今、こう言った、メンタル不調に陥る人は多い。
社会的にも周知されてきました。

 

事前にストレスチェックを行う等、予防も積極的に実施されるようになってはいます。

 

 

それで、うつ病が防げるわけじゃないんです。
なので、現実問題、部下がうつ病になってしまった。
会社のキーマンがうつ病になってしまった。

 

または
「このままだと、うつ病になりそうだ」
と言う予防的な事、また、現実問題として、うつ病患者が出てしまった際の対処方法などを考えておく必要があると思います。

 

これは「自分も」ですが「会社も」

 

 





 

事前にルールを決めておくのも大事だと思う
うつ病などは、会社の対応も自分の対応も、後手になる傾向があります。

 

「まさか、自分がそんなわけない」
と思ってしまう本人。

 

そして、「とりあえず様子を見」と対応を先延ばしにする会社。

 

 

時間ばかりが過ぎてしまっては、良い事は1つもない。

 

 

うつ病の治療をしている人にとっては
「自分はどうなるのだろう」という不安ばかりが募ってしまう。

 

 

また、うつ病になった人が治療に専念できるように
会社としても事前に準備や取り決めをしておくことが大事なんじゃないでしょうか?

 

 

僕も休職してから思ったんですが、ルールがよくわからないんです。

 

 

その状態で、仮に
「こういう扱いにするから」
みたいに会社に言われてしまったとしたら?

 

 

これに納得できるか否か?

 

 




 

就業規則にちゃんと明記を。また、社員にちゃんと認知活動を
しっかりと、休職に対するルール化、また会社としての体制を明記、また社員には認知してもらう活動が会社としては必要なんじゃないかと思います。

 

 

もちろん、様子がおかしい人に関しては、まずは、上司からの受診命令。

 

症状が悪化する前に、早めに診察を勧めるべきだし、なにかおかしい?と気付くのは一緒に仕事をしていれば気付くはずです。

 

 

仮に、社員がうつ病になって治療をする場合、会社が休職命令を出して休職という流れになります。
休職期間中の賃金は、一般的には無給ではありますが
加入している健康保険から傷病手当金を受給することができます。

 

こう言う事も良く知らなかったです。

 

こう言うのも会社としては、周知活動をして欲しいところですね。

 



 

と色々と書いてみましたが、僕も休職をしてみて思ったのが
休職をする直前に

 

「自分が休職をしてしまってだいじょうぶなのか?」
「休職してしまったら、その後、自分はどうなってしまうんだ?」

 

と言う不安でした。

 

 

ただ、ちゃんとルールさえ理解していれば、もっと早くに休職もできたかもしれないし
周りの人も、僕が休職をする準備もできた気がします。

 

そして、今回のテーマである

 

「うつ病の社員」を辞めさせるのは合法なのか?

 

これは、そもそも、復職を決めるのが誰か?
って言う話にも関わって来ると思います。

 

 

社員としては、復職したい・・・
でも、担当医師からはNGが出た・・・
なんて、ない話じゃないと思います。

 

 

また、会社が、まだ復職を認めないって場合もあり得ます。

 

 

復職が認められない場合、休職期間満了によって社員は退職になってしまう可能性もあります。

 

これは困ります。

 

なので、「誰が復職を決めるのか」というのも本来は明確化しておくべきなんだと思います。

 

 

会社じゃなくてもいいと思います。
会社が指定した医療機関が決めるってのでもいいと思います。

 

 

しかし、案外、ここまで想定している会社も少ないんじゃないでしょうか?

 

何も記載がなければ、復職については基本的に社員の意向が尊重されるでしょう。

 

 

いきなり解雇なんてした日には不当解雇で無効にする事だってできます。
慰謝料の請求だって可能になります。

 

 

要するに、上記のやり方であれば合法ではないって判断できます。

 

となると会社を訴える事につながるのですが
上司のパワハラでストレスで、うつ病が発症した事案では
300万円の慰謝料が認定されたものもあるようです。

 

またパワハラから精神疾患になり1カ月の自宅療養を要した事案では
慰謝料として150万円が認定された事もあるみたいです。

 

 

しかも通常のパワハラより、パワハラでうつ病になった場合、高額の慰謝料が認定される傾向があるようです。

 

 

なるほど。

 

要するに、就業規則でしっかりしたルールを作っておくことは
会社を守る事にも、社員のメンタルヘルス対策においても必要なことなんじゃないでしょうか。

 

 

また、就業規則は、その内容を社員に周知しておかなければならないんです。

 

 

要するに、いくら立派な就業規則を作成しても、社員が内容を把握できていなければ、何の意味もないんです。
社員が内容を理解していない場合、裁判でも周知がなかったとして効力が否定されるときもあるみたいです。

 

 

まず、会社は、就業規則の見直しと、うつ病患者を出さない努力を。
そして、雇われている側は、内容の確認、あと、何かあっても泣き寝入りをしない。
何かある前に対処する。
それぐらいの心構えが必要なんだと思います。

 

 

とは言え、なかなか難しい問題ですねぇ・・・