楽待でコラムを書かせてもらっています。
こちらもチェックしてみて下さい。
うつ病大家です。
何度も書いていますが、僕は、うつ病で会社を休職しました。
いわゆる上司からのパワハラを受けたわけではないのですが、他部署の人とうまく協力体制が取れなかったりと言うストレスはありました。
ただ、話に聞いていると、世の中にパワハラって結構存在するみたいですね。
そして、得てしてパワハラをするのは上司。
なぜその人が出世したのか?
出世したからパワハラをしているのか?
得てしてパワハラ人間は案外、出世していると思います。
パワハラ人間が出世するのはなぜ?
こちらについて考えてみたいと思います。
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部下として良い人間が、良い上司になれるとは限らない
人間には、適材適所ってのがあると思います。
部下としては非常に優秀で、現場に出せば、バリバリ仕事ができる!
そんな人が、上司になって部下を上手に育てることができるのか?
案外、これで失敗している人事のケースが多いと思います。
「良い部下」が「良い上司」になるとは限らないんです。
上司のパワハラに悩まされる部下はたくさんいます。
「なんで、こんなパワハラが酷いヤツが上司なんだ?」
「なぜこの人は偉くなれたんだ?」
どこの会社でも、こんな事があると思います。
なんで、この人、昇進したの?
なんで、この人、管理職なの?
この人、現場の時は、よくできてたんだけどなぁ・・・
おそらくですが、その上司は、その人の上司から気に入られていたから昇進できたんじゃないですか?
または、単位、営業成績が良くって、昇進して管理職になっちゃったんじゃないですか?
そもそもですが
「上司とコミュニケーションを上手に取るスキル」
と
「上司が部下とコミュニケーションを上手に取るスキル」
は、全く性質が異なります。
平社員時代に上司に気に入られようと、ゴマすりを続けた結果、上司から可愛いがられて、出世できたとしましょう。
しかし、これは、目線が上司にばかり向いているため、同僚や、後輩、新人とコミュニケーションするスキルは身についていないんです。
よって、部下の気持ちを考えたり、察したりする事ができず、パワハラ上司になってしまうってわけです。
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そもそも役割が違う
これは、僕の元上司に言われたことなのですが、そもそも役割が違うんです。
上司、部下と言う関係性はあるにせよ、仕事の役割が違うんです。
収支の管理や、人の配置をし、パフォーマンスを引き出してあげるのが上司。
与えられた仕事で、しっかり結果を出す。
また、自分なりの工夫などをしてみるのが部下。
スポーツなんかは非常にハッキリしていますが、要するに、監督、コーチ、選手なんです。
まず、これを勘違いしちゃいけません。
日本の組織の問題
近年になって、パワハラなどの考え方が日本でも定着したことで、問題が表面化していますが、もともとこのような人は世の中に沢山いたはずです。
酷い暴言を若手に吐く。
「今年の新人は打たれ弱い」
こんな感じの人、結構いますよね。
そしてそんなダメ上司はいまだ数多く野放しにされているのが現状です。
そりゃ、うつ病患者も増えます。
原因は色々とあると思います。
ただ、日本の組織が抱える構造的な問題が一番大きいと思います。
自分に都合の良い人間を側に置き、昇進をさせる上の人間。
上司の上司が、上司をダメにしているんです。
上司になる人が学ぶべき事は
「良い部下」が出世したら必ずしも「良い上司」になるとは限らない!
これです。
決して、名選手が名監督ではないんです。
また、パワハラ上司の多くは、自分が部下よりも、優れている思っている傾向にあると思います。
自分のアイデアに過剰な自信を持ち、部下のアイデアより自分のアイデアの方が優れている。
よって、他人はそれに従うべきと思い込んでいるパターンが見られます。
このタイプの人は、自分からみて劣っている人を見ると攻撃的になりやすい声質を持っています。
厄介ですね。
そんな上司に部下はどう接したらいいのか?
本来であれば、さらに上の人に相談するってのも良いと思います。
ただし、その人も、すでにパワハラ上司に洗脳されている可能性があります。
そもそも、きちんと人を見抜ける上司ならパワハラ上司が暴走をしていたら、ちゃんとそれを制御できるはずなんです。
すると、相談するのは、もうちょっと客観的に見れる人になります。
総務や労働組合などに相談するのがいいでしょう。
また、できれば、自分だけでなく、同じ立場の人を募る事です。
1人対立するって言うのは「単に、好き嫌いの話じゃないか?」と捉えられるケースも考えられます。
ただし、複数の人が同じ証言をできれば、それが真実に聞こえてきます。
当事者だけで解決できればベストですが、なかなかそうもいかないのが現状です。
解決の仕方も注意をしながら解決しなきゃですね。
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