昨今、話題の早期退職制度。

退職金を大幅上乗せし、早期退職者を募集している会社も結構あるようですが
実際に機能しているのでしょうか？

早期退職制度。
退職金の大幅上乗せの効果はいかに？

これについて考えてみようと思います。

大きく話題になった早期退職者募集は

「週刊新潮」が報じた

フジテレビが50歳以上の社員を対象に募集をかけた
「特別早期退職優遇制度」

なんと、通常の退職金に7000万円を上乗せした特別措置ということなので
実質、「約1億円」の退職金が入るってわけになります。

さすがに、これには、応募が殺到しているらしいですね。

テレビ局って年収が高いイメージがあります。
どうやら、今のフジテレビの50代といえば
「年収は1500万円は下らない」
なんて言われています。

それでも1億円近くの退職金がもらえるとなればそれは魅力なんでしょう。

50代社員400人近くを削減するとの事だが
応募者殺到となれば、その目論見だけなら「成功」と言えるでしょう。

昨年4～9月には民放唯一の赤字を記録するなど
テレビ業界ではあんまり元気のないイメージのフジテレビ。

人気番組も次々終了。

今のフジテレビの人気番組ってなんですか？
「めざましテレビ」
とかでしょうか？

ちょっと苦しい状況なんでしょう。
そこで、今回の早期退職者募集を行ったのでしょう。

おそらく、今回の早期退職で会社としては
組織をある程度スリム化することには成功するでしょう。

しかし、それだけで問題は解決するのでしょうか？

実際のところ、ここまで優遇した退職金制度をすると
「優秀な人から辞めていく」
と言うパターンになってしまっているようです。

本来であれば優秀な社員は残し、特に機能していない社員
を切りたい所なのですが、これだけ魅力的な早期退職者募集だと
優秀な人ほど、退職金だけもらって他の会社で働こうと思うんじゃないでしょうか？

すると、会社の思惑とは違う人達の退職が増えて
スリムにはなるけど、面白い番組は作れない・・・
なんて組織になってしまわないのでしょうか？

もちろん、若手にも優秀な人はいると思います。
優秀な若手にチャンスが回ってきたと考えれば良いのかもしれませんが
ちょっと大盤振る舞いしすぎちゃったかな？

なんて思いました。

実際はどうなんでしょう？

うつ病大家