かぼちゃの馬車事件。スマートデイズそして、スルガ銀行ではいったい何が起こっているのか?その2

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さて、前回に続きかぼちゃの馬車の話の続きです。

 

かぼちゃの馬車事件はスマートデイズだけでは成立しません。

 

 

なぜなら、不動産には融資がつきもの。
銀行が必要です。

 






 

かぼちゃの馬車事件。
スマートデイズそして、スルガ銀行では
いったい何が起こっているのか?その2

 

に行ってみたいと思います。

 


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かぼちゃの馬車事件にはスルガ銀行の存在が必要だった
不動産投資には融資が必要です。

 

融資をしてもらうには
・個人の属性
・物件の収益力
・物件の資産価値

 

大きく、これが重要なポイントになります。

 

 

当然ですが、貸したお金をちゃんと回収できるってのは銀行にとってはとても重要です。

 

回収できるのであれば、金利を下げてでも貸したい。

 

 

スルガ銀行は、金利の高い銀行として有名です。

 

まずは、金利の低い所から借入ができないか挑戦するってのがセオリーです。

 

 

なのに、なぜ、かぼちゃの馬車はスルガ銀行での借入と言うスキームで行われていたんでしょう?

 

これが不可解です。

 

 

おそらくですが、スマートデイズが他の金融機関に持っていっても、物件価格と資産価値を査定したところで、融資は難しかったんだと思います。

 

また不動産投資の融資は収益性も求められます。

 

要するに、収益性に現実味がなく、資産価値が物件価格を大きく下回っていたって事ですね。

 



 

 

スルガ銀行は融資したんだ?
収益性も悪い、資産価値も低い。
でもスルガ銀行は、かぼちゃの馬車に融資をしていたわけです。

 

通常であれば審査の段階で融資を行わないという結論に達するべき案件だと思います。

 

 

なぜ、それでもスルガ銀行は融資をしたのか?

 

 

・スルガ銀行内での審査体制が甘い

 

担当者へのノルマが厳しい。それにより、多少無理してでも融資を通す

 

・審査資料の改竄を黙認している

 

 

おそらく、こう言うことです。

 

 

確かに、スルガ銀行は、ジャブジャブととりあえず貸してくれるイメージがあります。
その代り、金利が4パーセント程度と非常に高い傾向があります。

 

ただ、金利が高いからダメ!
と言うわけではありません。

 

 

金利が高くても、それを補えるぐらいの収益性と資産価値があれば、スルガ銀行の審査のゆるさは、決して悪いものではありません。

 

 

また、金利を高くする理由は、貸倒れのリスクが高くなることをある程度覚悟の上で、それでも融資をする。
と言う、銀行としてのリスク回避のためと言う理由もあると思います。

 

 

・担当者へのノルマが非常に厳しかった
噂ですけどね。なので、これは僕は真意はわかりません。

 

ただ、年収が低い人や金融資産が少ない人でもスルガ銀行なら貸してくれるって言う場合がある事は事実のようです。

 

 

銀行の収益源の1つは融資して、利息をもらう事です。
しかも、結構大きなウェイトで。

 

すると、銀行マンは頑張って融資を勝ち取らなければ行けません。

 

銀行マンとして生きていくために・・・頑張らなきゃですよね。

 

 

また、今回の件で騒がれているのが、審査資料の改竄に対する黙認。

 

不動産業界では、銀行に対する審査を通りやすくするために、販売業者が借入希望者の年収や口座残高を改竄して銀行に提出するケースがある。

 

 

もちろん、ちゃんとした会社であれば、そんな事はしないし、ほとんどの会社が、そんな事はしていないと思う。

 

ただ、銀行へ提出する資料を改竄する不動産屋がある事も事実で、本来であれば、それが発覚した場合、融資はしないと言うのが銀行なはず。

 

 

しかし、スルガ銀行は、提出される審査資料が改竄されていることに気付いても、それを黙認して融資が実行していたと言うのだ。

 

 

これをやってしまうと、融資自体が不適切になってしまい、融資を受けた側も大きなリスクを背負ってしまう事になる。

 

 

スルガ銀行ではこの不適切融資の金額が約1兆円もあったと言う話です。

 

 

そして、かぼちゃの馬車の案件でも、審査資料の改竄及び銀行担当者による黙認が行われていたんでしょうね。

 

 





 

スルガ銀行の経営悪化
スルガ銀行は2018年3月期の決算で101億円の貸倒を計上。
これは、前年同期比で約70億円の減益らしいです。

 

 

今後、もっと貸倒れが増えるのか?
と言われると、どうかな?
とも思えます。

 

 

もちろん、ちゃんとした融資も実行されているはずなので、そっちは普通に大丈夫でしょう。

 

ただし、返済が進んでいけば、当然、銀行の収益は減っていきます。

 

 

信用を失ったスルガ銀行。

 

そして、不動産ローンに対する審査が全体的に厳しくなっている以上、このスルガ銀行のやり方が厳しくなると思われる。

 

 

金利が高いと言うある意味差別化された銀行だったのに、審査基準が変わってしまったら、融資できる金額が間違いなく減ってしまう。

 

すると、今後、営業的には厳しくなるんじゃないかな?
と言うのが、大方の意見だと思う。

 




 

結局、スルガ銀行とかぼちゃの馬車はどうなる?
これ、結構問題ですよね。

 

改竄が発覚したら、銀行は全額返済を求められる条項を入れています。
ただ、全額返済されてはスルガ銀行は困ると思います。

 

かぼちゃの馬車の場合、特に、全額返済が難しい状況。
貸倒れを結果増やす事につながっているって事になります。

 

 

また、スマートデイズ、スルガ銀行を訴える動きもありますし、しばらくは続きそうですね。

 

 

これを不動産投資の教訓にするのであれば
・嘘はつかない
・物件の状況をちゃんと把握する
・不動産投資に参入するなら、ある程度の勉強をする

 

これかな?
って思います。

 






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