
楽待でコラムを書かせてもらっています。
こちらもチェックしてみて下さい。
投資ってしてます?
実際、興味があってもなかなか踏み出せなかったりする人もいるんじゃないでしょうか。
僕は、結構、興味があるとやってみる方なので、株、為替、不動産・・・
とやってみています。
どれも、それぞれ特性があって、やり方も違います。
もちろん、リスク管理の方法も違いますしね。
うつ病大家のFX日記地味にやっています。
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そんな事を考えていたら、下記のようなニュース記事を発見しました。
「日本人は投資が嫌い!」
え!そうなの?
と言う事で
日本人は投資が嫌いなのか?
日本人の資産運用はどうなっているのか?
こちらについて書いてみます。
日本人は投資が嫌いなのか?
「日本人は投資嫌いだ」
そう指摘する人も結構いるようです。
実際、「日本の個人金融資産1800兆円のうち、半分以上が預金である」という調査結果もあります。
日本は投資においては「後進国」なんでしょうか?
そこには日本特有の事情があったようです。
投資をする必要がなかった
日本人の個人資産をまとめると1800兆円ほどになるようです。
そのうちの約半分が預貯金。
要するに、運用じゃなくって「保管」されているんです。
日本人は貯蓄好きな人種なんでしょうか?
外国のデータと比べてみましょう。
ドイツ、フランス、イギリスなど欧州先進国の預貯金の率は20〜30%台。
アメリカでは、13%しかないらしいです。
この数値を見る限り、日本人は「投資」よりも「貯金」が好きな感じがします。
ただし、果たしてこれって、本当に、投資が嫌いなのが理由なんですかね?
と言うのが疑問ではあります。
仮想通貨には日本中が熱狂していた
でも、思えば、2018年は仮想通貨が大きな話題となりました。
毎日毎日、仮想通貨の話題が飛び交っていましたよね。
とてもハイリスクな投資にもかかわらず、日本中が熱狂していた気がします。
投資を敬遠しているにもかかわらず、その一方でハイリスクの投資には熱狂する。
日本人の投資感覚は、海外の投資の感覚に比べると、ちょっと違う感じなんでしょう。
また、好き嫌いというより、投資をする必要がなかった結果、預貯金が主流になっていると言うのも考えられます。
投資する必要性がなかった
おそらく、好き嫌いではなく、団塊世代より上の人たちは、特に投資する必要がなかったんだと思います。
手厚い年金制度に、終身雇用、そして退職金。
特に資産形成しなくても、日本という国と会社が老後の面倒をみてくれる社会だったんです。
一方、欧州やアメリカにはそういった環境がなかったのが、この違いを作った大きな原因何じゃないかと思います。
欧州の福祉国家は医療や年金といった支えが充実していますが、日本のような終身雇用制度はありません。
アメリカでも終身雇用制度なんてありません。
オバマケアの法改正が行われるまで医療保険も個人の選択制でした。
要するに欧米の人たちは、人生設計を自分で行わなければいけない。
自分で資産を作り、備えないといけない社会で生きているって事ですね。
逆に日本は、わざわざ投資のリスクを取らなくても安定した人生を送れる。
これが、大きな違いだったんだと思います。
そして時代が流れて現代。
終身雇用もあてにならない世の中になってきているのに、日本全体が何十年にも渡って投資と距離をおいてきたため、投資に関する知識やノウハウが蓄積されていないんです。
ただ、こう言う世の中なので、興味を持つ人は増えていると思いますが、何から始めたらいいのか?
がわからず、そうだないてもいない・・・と言うのが実態ですね。
確かに、会社にいても、一部の少数の人とは、不動産投資、株式投資の話をランチにする事はあるが
大多数の人は
「この会社、あと何年平気かねー」
みたいな会話しかない。
嫌いなわけではないのでは?
きっと、嫌いなわけではないんだと思います。
ただ、日本と言う国全体で見た時に、知識が少なすぎる。
投資が身近じゃない。
これは、間違いないですね。
また、「お金のことは他人に話さない」という日本人的な文化も邪魔している気がしますね。
会社で、不動産投資の話をして、儲かっている!
みたいな事を言うと、あまり良くは思われない場合もあります。
「なんかあの人だけズルイ!」
みたいな空気になりがちですよね。
そこで多くの人が、スマホや、会社のPCで仕事をサボりつつ、ネット上に溢れている投資関連の情報を参考にしながら、孤立して手探りで投資を始める・・・
これが日本の投資の環境なんじゃないかな?って思います。
ただ、ネットは情報なんて果てしなくあります。
色々な投資の手法があるのに、ネットで検索しているだけでは、色々な事を言っていたり、色々な記事が多すぎて、調べれば調べるほど、わからなくなり、結局、途方に暮れ、諦めるか、失敗するか・・・って人が多いと思います。
Google先生も正解を出せないのが投資なんじゃないかな?って思います。
バブル崩壊も原因か?
80年台のバブルが崩壊したってのも、原因の1つ可と思います。
当然、その時期に、損をした人も沢山いるでしょう。
含み損をずーっと持ち続けている人もいると思います。
そりゃ、金利が低くても定期貯金の方がはるかに合理的に感じますよね。
経済そのものが成長し、増加分を投資家たちで分け合うことが投資の基本的な考え方であるとすれば
バブル崩壊後、日本の経済が成長しなかった期間は投資しても仕方がない状況。
って事は、投資なんて、わざわざしない。
すると、普及しないのも当然の結果ではあると思います。
なるほど。
じゃあ、今後、そのような状況の中で、どのように投資と向き合って行くのが正解なんでしょう?
環境の面から考えましょう。
近年の日本では転職は普通。終身雇用制度なんて崩壊しつつありますし、誰もそんな事信用していません。
さらに、年金制度を疑問視する声もありますよね。
結果、一生懸命貯金するけど、預貯金だけでは老後が不安・・・
そう言う人が増えています。
年金と終身雇用のおかげで「投資が不要」だったとすれば、その考えを変えるべきなんじゃないかな?
って思います。
少子高齢化の流れがは止まりません。
年金などの社会保障制度はますます不安定になっていくでしょう。
そのためには、外国人労働者を受け入れ、労働人口を日本は増やす。
でも、年金の受給開始年齢が変更になったり、受給額が減ったりする可能性は十分考えられますよね。
「また現状、老後の生活費の支えとなっている退職金も、基本的な構造は年金と同じで、若い層が退職者層を支えています。社員の高齢化が進めば、自分たちが将来受け取る退職金の額も減るでしょう」
日本は、欧米のような社会になりつつあると思います。
投資をうまく使い、自分で自分の資産を作っていくことを大前提とする社会になりつつあります。
じゃあ、どうするか?
若いうちからちゃんと投資を考え、自分の身は自分で守る。
これが大事なんじゃないでしょうか?
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